ネコはなぜ飼い主を監視するのか?テレビ台の穴から見つめる白猫の顔が宇宙人みたいでホラー感たっぷり
猫はもともと狩りをして暮らしていた動物のため、身を隠して何かを観察する行動が本能的に備わっています。そして、時には大好きな飼い主さんのことでさえ、意外な場所からこっそり様子をうかがっているかもしれません。
白猫のあんにん君と暮らしている、あんにんママ(@an_nin_coco)さんはある日、いつものようにパソコンを触っていると、ふと視線を感じたと言います。
そこで周囲を見渡したところ、テレビ台の穴からこちらを凝視している愛猫の姿を目撃。
視線がコワすぎ(写真提供:飼い主さん)
テレビ台のボードに空いている配線ケーブル用の小さな穴。そこに顔をぴったりと寄せてこちらを凝視している猫ちゃん。
穴の周囲は黒いボードと影で暗くなっているため、白い宇宙人の顔がぼんやりと浮かび上がっているかのような光景で、ちょっぴりホラーな感じ。その視線は獲物を狙っているような、或いは不審者を監視しているような鋭さがあり、愛猫からこんな風に見つめられていたらドキッとしてしまいそうです。
白猫のあんにん(杏仁)君
それにしてもこの猫ちゃん。なぜわざわざテレビ台の後ろから飼い主さんを見ていたのでしょうか。
飼い主さんに聞いてみると、このテレビ台は前々から置いてあったものではなく、一時的に帰省している長男の荷物なのだそう。しかし、猫ちゃんにとっては突然現れた大きな物体であり、自分のテリトリーに新しいものが侵入してきたら、チェックせずにはいられないのが猫という生き物。
この時もクンクンと匂いを嗅ぎながら点検を行っていると、小さな穴を見つけたので覗いてみたところ、飼い主さんがいたのでじっと見つめていた…というのが写真で捉えた場面の一部始終だったようです。
「猫の顔だけ見えたので少し怖かったですが、面白いことしてるなと思い、すぐにカメラを持ってきました。」
当の猫ちゃんは隠れ家的なスペースが気に入ったのか、この後、しばらくテレビ台の奥に身を隠したまま、穴から飼い主さんのことを見張っていたと言います。
テレビ台の穴から覗いていた白猫の「あんにん」君は3歳の男の子。お家の中は日当たりが良いため、普段は窓辺でのんびり寝たりしながら過ごしている一方、モノや場所などの安全点検は怠らない几帳面な性格の猫ちゃん。
元々は保護猫だったあんにん君が、今のお家にやってきたのはコロナ禍の時期。当時、在宅時間が多くなっていた飼い主さんは、ネットで可愛い猫の動画などを見ているうちに「我が家でも…」という気持ちになり、それがきっかけで猫ちゃんを迎え入れることに。
家に来た頃のあんにん君
そして一緒に暮らし始めてからは猫のことが最優先になり、部屋も綺麗にするようになるなど、ライフスタイルが大きく変化したという飼い主さん。「まるで家族が一人増えた感じです。」と愛猫の存在感の大きさについて語ってくれました。
SNSのXではあんにん君の何気ない日常風景がたくさん公開されています。
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