思いっきりジャンプしてる猫が悲しそうな顔をするのは何故なのか?猫写真家が語る意外な理由とは…

もともと狩猟動物である猫は、獲物を捕まえるために高いジャンプ力を持っていて、体高の約5倍の高さまで飛ぶことが可能。そして、何かを追いかけてジャンプしている時の顔は真剣そのものであることが多いですが、中には意外な表情をしながらジャンプする猫もいるようです。写真家の久方広之さんが、福岡県のとある漁港で…
Cat Press 2024.08.08
誰でも

もともと狩猟動物である猫は、獲物を捕まえるために高いジャンプ力を持っていて、体高の約5倍の高さまで飛ぶことが可能。そして、何かを追いかけてジャンプしている時の顔は真剣そのものであることが多いですが、中には意外な表情をしながらジャンプする猫もいるようです。

写真家の久方広之さんが、福岡県のとある漁港で目撃したのもそんな猫ちゃんでした。なんと悲しそうな顔をしながらジャンプをしていたのです。

実際の写真(提供:久方広之さん)

実際の写真(提供:久方広之さん)

地面を蹴り上げて体を捻りながら華麗にジャンプしているキジトラ柄の猫ちゃん。

横にピンと張ったイカ耳とヒゲの状態や、捕獲体勢を彷彿とさせる両手の構えから、今まさに獲物を追いかけて飛んでいる様子が伝わってきますが、それとは対照的なのが猫ちゃんの表情。

困ったような悲しいような目をしていて、獲物を捕まえられなくてしょんぼりしているのか、それとも何か辛いことでも思い出してしまったのか。猫ちゃんの心理状態が気になる瞬間を捉えた珍しいジャンプシーンです。

ニャンとも悲しそう…

ニャンとも悲しそう…

この日は猫を撮影しに離島を訪れていたという久方さん。冒頭の写真はその帰り際に出会った猫ちゃんと、猫じゃらしで遊んでいる様子を撮影したものなのだそう。猫は普段ゴロゴロしたり寝ていることが多い動物ですが、猫じゃらしを使いながら撮影すると、このように躍動感がある写真を撮ることができるのだとか。

確かにこの猫ちゃんもダイナミックなジャンプを披露していますが、その視線は猫じゃらしの方を見ているとうよりは、カメラに焦点が合っているように見えます。実はこれにはある理由がありました。

「猫がアクション中にカメラ目線になることはしばしばあるんです。猫たちは人間が猫じゃらしを使って遊んでいる事をとてもよく理解しています。 そのため、猫じゃらしが好みの動きと違ったり手の届かない軌道だったりすると、『好みじゃない!』『届かないじゃないか!』といった抗議の目線をジャンプしている最中でも送ってくるのです。」

(久方さん)

なんと、悲しそうに見える猫ちゃんの目には、猫じゃらしの動きに対する不満の意味が込められていたかもしれないのです。遊んであげていたのにダメ出しされてしまった…。そう解釈して写真を見返してみると、なかなかシビアな場面に見えてくるから不思議です。

久方 広之「のら猫拳」
@sakata_77
一流のスターはッ!
どんな瞬間も!
カメラを意識することを忘れないッ!
2024/06/25 19:45
230Retweet 1706Likes

このあと、他の猫たちの乱入がありながらも、しばらく一緒に遊んで撮影を続けていた久方さん。

あまり長い時間運動させてしまうと猫たちの負担になると思い、ある程度のところで撮影を終えて引き上げたそうですが、中には遊び足りなくて後を尾けてくる子もいたのだとか。猫じゃらしで遊ぶのが楽しいと感じるのは、家の中で暮らしている猫も外で暮らしている猫も同じようです。

そんな久方さんが現在の撮影スタイルを築いたのは、ふとした思いつきがきっかけでした。もともと猫のことが好きで野良猫を撮り歩いていたそうですが、たまたま猫じゃらしを使って撮影してみたところ予想以上に反応がよく、「もしかして人間と遊びたい猫って結構いるのでは?」と実感。それ以来、撮影に行く際には猫じゃらしを持ち歩くようにしているのだと言います。

躍動感たっぷり

躍動感たっぷり

猫じゃらしは簡単に手に入るので、素人でもチャレンジしてみたくなりそうですが、野良猫を撮影する際のコツなどあるのでしょうか。

その点についても聞いてみると、「猫を怖がらせないことが大切です。猫じゃらしは素早く動かしても良いですが、急に立ち上がったりなどせずにゆっくりと体を動かすことが大事です。可能ならその場に座り込んでしまったり、寝そべったりすると良いかもしれません。 私は膝立ちで撮影することが多いのですが、痛くならないよう膝にプロテクターをして撮影しています。」とのこと。まずは猫に警戒心を抱かれないようにするための配慮が欠かせないようです。

久方広之さんは、アクロバティックな猫の写真ばかりを収録した写真集『のら猫拳』の著者としても知られる猫写真家。近年は躍動感のある猫の写真を使った黄金比Tシャツなども発表しています。

黄金比猫 Tシャツ

黄金比猫 Tシャツ

インタビューの最後に、被写体としての猫に感じる魅力を聞いてみると「 他の動物にない”人間っぽさ”が写真に宿るところです。表情がとても感情豊かですし、ポーズは踊っていたり拳法をしていたり、スポーツをしているようにも見えるので、野性味よりも人間味を感じられます。 そして沢山猫を撮影してきて感じたのは、躍動することで見えてくる猫ごとの個性があることです。猫じゃらしの動かし方は同じでも、猫の体格や性格によって異なるクセや得意なポーズが見えてくるのです。」と回答。

猫の見た目に個性があることは一目瞭然ですが、動きにも個性が現れるのは意外と知られていない事実。猫じゃらしを持って外に出かけてみると、猫の意外な一面が見られるかもしれませんね。

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