【こんな悲しそうな猫は見たことない】悲しみの感情がないと言われる猫が、めっちゃ悲しそうにしている顔を撮影されてしまう
猫は尻尾や鳴き声などを使って、自らの感情を表現することができる動物。
怒ってるニャー!!
私たち人間が持つ代表的な感情「喜怒哀楽」のうち、猫が表現できるのは「喜び」「怒り」「楽しみ」の3つ。
オヤツを貰って喜んでいたり、他の猫に怒っていたり、楽しそうに遊んでいたりと、猫の行動や仕草を見ているだけで、今どのような気持ちなのかを容易に感じ取ることができますが、「悲しみ」の感情については持っていない(又は持っていても少ない)と考えられています。
そもそも単独行動を好む猫にとって、悲しみの感情が重要でないのは生きていく上で合理的。しかし、時には猫の表情が悲しそうに見えることもあります。
最近、Twitterに投稿されて注目を集めているのは、悲しみのあまり放心状態になっている猫の写真です。
言葉にならニャい絶望感
そこに写っているのは、悲しそうな顔で下を見つめる1匹のキジトラ猫。
目はしっかりと見開いているけれど、どこか弱々しく、何か信じられないものを見てしまった驚きと、それによって心を痛めているような、猫らしからぬ切ない表情が印象的。半開きになった口元からは堪えきれない感情が伝わってきて、悲しみの深さを物語っています。
もちろんこれは、悲しそうに見える猫の表情であって、実際に悲しんでいる猫の写真ではありません。しかし、一瞬の表情を切り取って見ると、悲しみのどん底に突き落とされたような顔になってしまうのもまた、猫の魅力の一つと言えるでしょう。
では何をしている最中だと、猫はこんな悲しそうな表情に見えるのでしょうか。撮影した飼い主さんに聞いてみたところ、これは「おもちゃで遊んでいる時の顔」とのこと。猫にとっては悲しいどころか、楽しい遊びの時間に見せた表情であったようです。
Twitterでは遊んでいるうちに猫の表情が変化していく3枚の写真が公開されています。
1枚目(猫じゃらしに夢中)
2枚目(まだまだ夢中)
3枚目(何があったのか…)
1枚目と2枚目の写真には猫じゃらしのおもちゃが写っていて、猫は今にも飛びかかりそうな表情。まるで野生のハンターのような顔つきです。しかし、3枚目の写真になると、いきなり唖然とした表情に変化。一体この間に何があったのでしょうか。
「ゆっくり猫じゃらしで遊ぶと目で追うだけなので、素早く猫じゃらしを振って遊んでいました。3枚目の写真は、目で追いながら飛びつくタイミングを伺っていたようで、絶対に猫じゃらしから目を離さないぞ!!と言う意思を感じました。」(飼い主さん)
という訳で、とっても悲しそうに見えた顔は、むしろ獲物を狩るハンターとしての気持ちが乗ってきた時の表情なのだそう。
もともとこの猫ちゃんは、遊ぶ時に口を開けてしまう癖があるのだそうですが、悲しみの表情は飼い主さんにとって想像を超えるインパクトがあったようで、猫の表情の豊かさに感激しつつも、あまりの可笑しさに堪え切れず笑ってしまったと言います。
このユニークな表情を披露してくれた猫の名前は「ねこすけ」くん。
普段は悲しそうな顔じゃない「ねこすけ」くん
ヤンチャな面はあるけれど、とっても甘えん坊な性格の持ち主で、飼い主さんが仕事で遅く帰ってくると、先に寝てても走ってお出迎えしてくれるという、飼い主さんのことが大好きな猫ちゃん。
飼い主さんが寝るまで側にいるけれど、あまりにも寝るのが遅くなると、スリスリしたり甘噛みしたりしながら、早く寝ようと催促してくるのだとか。何とも愛くるしい性格の猫ちゃんですね。
こんな表情を見せることも
ねこすけくんが今のお家にやってきたのは、首を怪我したまま公園で鳴いているところを、飼い主さんによって発見されたのがきっかけ。
見つけてからしばらくは母猫が来ないか見守っていたそうですが、怪我をしている状態で雨も降っていたことから、保護して家族として迎え入れることに。ねこすけくんを動物病院に連れていくと、脳に障害を負っている可能性が指摘されたものの、その後、怪我は治り元気に大きく成長。今では2匹の同居猫と一緒に暮らしています。
賑やかで楽しそうニャ
そんな心優しい飼い主さんに、猫を飼ってよかったことについて聞いてみると、「間違いなく生活の充実感は段違いです。お猫様、と呼ばれるのが分かるくらい猫たちは私をすごく幸せにしてくれますし、愛情表現をたくさんしてくれるので、こちらもそれに応えようと頑張る活力になります」とコメント。
3匹とも自身にとって大切な家族で、かけがえのない存在であることを、愛情たっぷりに語ってくれました。
取材協力:ねこ3匹(@tzr__y)さん
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