会社のコピー機に興味津々で飛び乗った猫ちゃん、そのまま綺麗にフルカラー印刷されてしまう事案が発生
コピー機はデジタル化が進んだ今でもビジネスに欠かせない存在。一般的には原稿や書類などを複写するために使われていますが、オフィスに猫がいる会社では誤って猫を複写してしまうこともあるようです。
消防業界向けにマーケティング事業を展開している青木マーケ株式会社では先日、猫をフルカラーでコピーしてしまう事案が発生。その印刷用紙には思わずほっこりしてしまう猫の姿が捉えられていました。
印刷された猫（提供：青木マーケ株式会社）
コピー機の横に無造作に置かれた真っ黒なプリント用紙。そこには下からカメラでフラッシュ撮影したような猫の姿が写し出されていて、白と茶色の美しい毛並みやプニプニとした可愛らしい肉球をリアルに再現。まるで宙に浮いている猫を高性能カメラで隠し撮りしたかのような一枚です。
職場でこんな書類を入手できるのであれば、経費のことなど忘れて何枚でも印刷してしまいそうですが、猫が他の体勢で座ったり寝転んだりしている姿も、きっとプリント映えするに違いありません。単に仕事の書類を複製するだけにとどまらない、コピー機のポテンシャルの高さを感じさせるエピソードです。
この写真が「おい誰だフルカラーで猫を何度も印刷した奴は」というコメントと共にSNSのXへ投稿されると、7.5万件を超える”いいね”が集まるほどの注目ぶり。写真を見たユーザーからは「かわいい〜」「自撮り？」「素晴らしい」「一枚ください」などたくさんのメッセージが寄せられて大きな反響を呼んでいます。
コピー機でスキャンされてしまった猫は「タマ王」くんという名の男の子。もともとは猫カフェで働いていた猫ちゃんですが、同社の社長が独立する際にスカウトする形でお迎えしたのだそうで、普段会社の中では人間の近くにいたり、キャットウォークのハンモックや透明ボウルで寝たりしながら過ごしていることが多いのだとか。
タマ王くんのご尊顔
そんなタマ王くんですが、なぜコピー機で複写されることになってしまったのでしょうか。
同社のスタッフの方にお話を聞いてみると、「プリンターのスキャナーを使おうとした瞬間、突然タマ王がスキャナーのガラス面に乗ってきたので仕方なく‥‥‥といった感じです。」と、いつもの作業の流れでついつい印刷してしまった様子。実はタマ王くん、普段からプリンターが稼働すると、近くまで様子を見にくる好奇心旺盛な性格の猫ちゃんなのだそう。
この日も、コピー機を怖がるどころか自ら飛び乗ってきたのだそうで、「『なんやなんや、何が始まってんのや！？』みたいな感じで興味津々だったと思います！」と、プリントアウトされていた時のタマ王くんの心境を推察するスタッフさん。
一方、出力された印刷用紙を見た時の感想については「肉球のピンクと鮮やかな毛並みが紙に印刷されていて『かがくのちからってすげー』って思いました！」と、振り返ってくれました。
コピー機に興味津々ニャ
世の中には他にもオフィスの中で猫を飼っている会社や、家にコピー機があって猫がいるというお宅もあるでしょう。そのような場合、猫を上手にプリントアウトするためにはどうしたら良いのでしょうか。
その点についても聞いてみると「コツとしては猫にリラックスしてもらうことですね。また、猫とスキャナーの接触面を増やした方が映える作品になります。職場の場合は猫が不安にならないように、普段から社員と良好な関係性を構築しておくことが大切だと思います！」と回答。ただし、フルカラーで猫を印刷するとその分コストも高くなってしまうため、無闇やたらに印刷しすぎないよう注意した方が良さそうです。
今回インタビューに応じてくれた青木マーケ株式会社さん。
来客があっても気にしニャい
最後に会社にとってタマ王くんがどのような存在なのか聞いてみると、「癒し系ムードメーカーです！仕事中は社内にピリッとした空気が流れることもありますが、タマ王がいい感じにふざけてくれるので場が和みますね。とにかく可愛いので会社にいてくれて嬉しいです！」と、癒し効果を感じたり仕事のモチベーションになっている様子。
続けて「衛生面を特に厳しくする必要がない会社であれば、積極的に猫の手を借りて仕事をした方がいいと思います。猫がいない職場って古いよね！令和の職場には猫がいて当たり前でしょ！みたいな世の中になれば良いですね。」と、猫と一緒に働くことについての素晴らしさについても語ってくれました。
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