これも温暖化の影響ニャのか?まるでアザラシが打ち上げられたみたいな猫ちゃんのポーズが斬新すぎる
猫は人間よりもたくさん寝る動物で、1日の睡眠時間は16時間前後におよぶと言われるほど。そして、その時の気分や環境によって猫の寝相がコロコロ変わるため、ずっと眺めていても飽きがこないような味わい深さがあります。
ブリティショートヘアのフラットちゃんはある日、エキセントリックな格好で寝ているところを飼い主さんに目撃されてしまいました。
実際の写真(提供:飼い主さん)
アゴを床の上に置くようにして、お腹までぴったりと床にくっつけたまま座っている猫ちゃん。
一般的に猫がうつ伏せになる時は、スフィンクス座りのように両手を前に真っ直ぐ伸ばしたり、香箱座りのように体の下に折りたたんだりすることが多いですが、この猫ちゃんの場合は体の横から両腕を突き出しているのがとっても個性的。
しかも手首が後方へ直角に折れ曲がっているという変わりよう。顔とボディは前方向を向いているのに、横からちょこんと手をヒレのように出している姿は、まるで海岸に打ち上げられてしまったアザラシのような佇まいです。
しかし、お手々がこんな不自然な方向を向いていたら、何か不測の事態があった時にすぐ立ち上がるのは難しいことでしょう。何故こんな無防備すぎる体勢で寝転がっているのか気になるところです。
お昼寝は大好きニャ
間近で目撃した飼い主さんに話を聞いてみると、この少し前まではリビングに居たという猫ちゃん。
ところが、ふと部屋を出て行ったきりなかなか戻って来なかったので、気になった飼い主さんは廊下に出て探してみることに。すると目に飛び込んできたのがアザラシポーズで寝転がっていた愛猫の姿。これまでも片手だけ曲げたような姿勢は見たことがあったけれど、両手を同時にひねっていたのはこの時が初めてのことだったそうです。
「珍しい!と思い、リビングにそっとスマホを取りに行き、急いで写真を撮りました。」(飼い主さん)
一方、猫ちゃんにとっては、このポーズ取る合理的な理由があったようです。飼い主さんによると、この日はいつもより暑い日だったため、廊下にペタッと体をつけて体を冷やしていたのではないか?と考えられるのだそう。
確かに猫ちゃんの表情や座り方を見るとちょっぴり気だるそうに見えます。猫の肉球には汗をかいて体温調節をする役割もあることから、もしかするとお手々を上に向けている仕草も、肉球から熱を逃がすためなのかもしれませんね。
この後、猫ちゃんは数分ほどこのまま座っていたものの、写真を撮られているのが気になってしまったのか、「何?」という感じで姿勢を崩すと、違う姿勢になってお昼寝を始めたのだとか。
アザラシのような格好で寝ていたのは、フラットちゃんという名のオス猫。
フラットちゃん(4歳♂)
ビビりな性格だけど、日中はちゃんとお留守番をしてくれていて、飼い主さんが帰宅すると甘えてくる可愛らしい猫ちゃん。
一般的にブリティッシュショートヘアは独立心が強くて抱っこ嫌いの子が多いと言われますが、フラットちゃんの場合は抵抗感がなく、赤ちゃんのように抱っこされてお昼寝したりすることもあると言います。
抱っこされて得意顔
フラットちゃんはもともと飼い主さんの猫ではなく、娘さんが飼っていた猫。しかし、娘さんが実家から離れて暮らすことになってしまったため、代わりに引き取ることにしたのが、猫との関係を深めていくことになったきっかけ。今ではすっかり第二のママとして頼られているようです。
そんな飼い主さんに、フラットちゃんの親となった感想について聞いてみると、「猫がいるから健康に過ごそうとか、家をきれいに整えようとか思えるようになりました。」と自身のライフスタイルに変化が生じた様子。また、「ちょっとイヤなことがあっても、心の中で抱っこしてる姿を思い浮かべて落ち着くようにしています。」とも語り、愛猫が心の支えとなる存在であることを明かしてくれました。
SNSのXではフラットちゃんの日常風景を捉えた写真や動画などがたくさん公開されています。
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