「白猫詐欺にあいました」子猫を迎え入れたら…毛色が大変化!衝撃のビフォーアフターに8万いいねの大反響
多くの動物は成長するにつれて体が大きくなりますが、幼い頃の面影を残していることも少なくありません。ところが、猫の中には毛の色が変わってしまう子がいて、大人になると別猫のように見えてしまうこともあります。
「すちこ」ちゃんというメス猫も、幼い頃とはまったく違う見た目になってしまった猫ちゃん。もともとは白っぽい毛をしていたのに、今ではすっかり焦げたような色の毛に変化してしまったそうです。
実際の写真(提供:飼い主さん)
子猫の頃の「すちこ」ちゃんは、体の大部分が白っぽい毛に覆われていて、猫に詳しい人でなければ白猫だと思うかもしれません。ところが、今の「すちこ」ちゃんは顔や手足、両耳、しっぽなど、体から飛び出した部分に色がつく「ポイントカラー」と呼ばれる毛色。まるでシャム猫のような見た目になってしまったのです。
子猫の頃と比べると…
同じ猫とは思えニャい!!
このビフォーアフターを飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、8万件を超える”いいね”が集まるほどの大反響。写真を見たユーザーからは「えっ同じ子ですか?」「こんなに変わるの?」「日焼けですかね」「良い感じにトーストされてますね」「どっちも可愛い」などさまざまなメッセージが寄せられて注目を集めています。
飼い主さんが「すちこ」ちゃんと出会ったのは、今から5年ほど前のこと。もともと猫のことが好きで、以前からお家で飼いたいと思っていたものの、旦那さんが大の猫嫌いであったことから諦めていたと言います。
ところがある日、知人から「猫を保護した」という知らせを受けたため、当時高校生だった娘さん(次女)と一緒に見に行ってみることに。そこにいたのが「すちこ」ちゃん。「すちこ」ちゃんは清掃会社の倉庫で生まれたばかりで、親猫から育児放置されていたところを保護された猫ちゃんでした。
まだ目もあいていない小さな命を抱っこした娘さんは、愛おしくて離れられなくなってしまい、家に連れて帰りそのまま家族として迎え入れることになったそうです。
「その頃は次女が反抗期で、あまり口もきかない状態だった夫は連れてきた猫のことについて強く言うことができず、なし崩し的に了解した感じでした。」
思いがけず猫と暮らせることになった飼い主さんでしたが、猫のお世話をするのは家族全員初めての経験。最初はどうしたら良いのか分からず、友人知人にいろいろアドバイスをもらいながら、ミルクをあげるために一時帰宅するなどして必死に育てたと言います。
子猫の頃のすちこちゃん
一方、すちこちゃんの見た目については「白っぽい感じだったので、将来優しいベージュ色の猫になると思いました。黒い部分は意識するほどなかったと思います。」と、当時の印象を振り返る飼い主さん。
しかしその予想とは裏腹に、10日ほどすると耳のあたりが濃い黒色を帯びるようになり、2週間くらい経った頃には身体の色が茶色っぽくなってきました。こうした毛色の変化について飼い主さんは、驚きつつも好意的に捉えていて「これからどうなるんだろう?!」とワクワクした気持ちで見守っていたのだそう。
そして、すっかりシャム猫のようなポイントカラーになった今では、「寒い所に住んでいるせいか、全体に色が濃いめのようですが、とても気に入っています。」と、現在の心境を語ってくれました。
瞳は綺麗なブルーカラー
そんな「すちこ」ちゃんは、粗相をしたりイタズラをするようなこともない、とても賢い猫ちゃん。家には「ポルカ」ちゃんというコザクラインコもいるけれど、放鳥しても襲ったりすることがないほか、庭に出ても塀の外へは行こうとせず、玄関のドアを開けると自分で帰ってくるのだとか。
家族に対しては人によって態度を変えるところがあり、迎えに来てくれた娘さんのことが一番大好き。旦那さんには甘え声を出すけど触らせず、飼い主さんのこともお世話の時以外は避けてしまうのだそう。
それでも稀に飼い主さんの布団だけには入って来ることがあるという可愛らしい一面があり、飼い主さんは「すちこ」ちゃんの態度に一喜一憂する毎日を過ごしていると言います。
すちこちゃんとポルカちゃん
幸せそうな猫ライフを送っている飼い主さん。
インタビューの最後に愛猫への思いを聞いてみると「死ぬ前に猫と暮らせて嬉しいのと、それがすちこでほんとに良かったと感じています。猫のいない生活はもう考えられません。何より、猫嫌いだった夫が、今はすちこにメロメロで、その変わりように一番驚いています。猫の魅力は計り知れませんね。」と語ったほか、「すちこは、今は二人暮らしの我が家のかすがいです。すちこが来てから、夫はコザクラインコのポルカにも優しくなりました。すちこも、ポルカも我が家の宝物です。」と、愛情たっぷりのメッセージを寄せてくれました。
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