庭に1年放置していたタイヤの中に子猫が産まれていた!人間に気づいた親猫が子猫をくわえて脱出→しかし中にはまだ残された子猫たちが…
猫は日が長くなると発情期を迎える季節繁殖動物で、毎年3月~9月にかけてが繁殖シーズン。
特に春(3月〜4月)と夏(6月〜8月)が妊娠時期のピークで、その約2ヶ月後は出産のタイミングになることから、野良猫の子猫を見かけることが多くなります。
母猫と一緒にいることが多いニャ
そのため、意外な場所で子猫が発見されることも。Twitterユーザーのたいせ(@gtst_iwatypeM)さんが昨日公開した動画に写っているのは、そんな野良猫の子猫を思いもよらぬ場所で見つけた瞬間を撮影したシーン。
その日、投稿者さんが自宅で愛車の整備をしていると、庭から子猫の鳴く声が聞こえてきたといいます。声のする方に近づいて行ってみると、どうやら1年ほど前から放置していたタイヤの中から聞こえてくる様子。
この中から猫の声が
そこで上から覗こうとしたところ、ホイールの穴からちょこんと見えたのが、子猫をくわえた親猫の頭。
その瞬間、見つかってしまったと感じたのか、中から飛び出してきてカメラの方へチラリと視線を送ると、急いでその場から遠ざかって行きました。
右の穴から一匹の親猫が
口にはニャンと子猫が
見つかってしまったニャ!!
急いで脱出する親猫
クルッと向きを変えて
他の場所へ緊急避難
2段に重ねられたタイヤの中は、周囲からの視線を遮るのに格好の場所。ホイールのディスク部分が広いため少しくらいの雨なら防いでくれそうで、子猫を見失ってしまう心配もないことから、親猫にとっては出産や子育てに適した場所だったのかもしれません。
しかし、親猫が去った後も、まだ子猫の気配を感じた投稿者さん。上に積まれていたタイヤを動かしてみると、なんと下のホイールの中には、3匹の子猫が置き去りにされているのを発見。体の大きさからすると生後1ヶ月くらいの子猫でしょうか。自力でホイールの中から脱出するのは難しそうに見えるほど小さな猫たちです。
下の段のタイヤが怪しい
やっぱり中には子猫が
心細そうな表情
子猫だけでは絶体絶命
タイヤの中に残された子猫たちを見つけた時の気持ちについて、投稿者さんに聞いてみると「 どうしようって思いました。4匹もいましたし、外も暑かったので大変そうでした。」と、自宅で起こった突然のできごとに困惑しながらも、暑い日だったために子猫の体調面が気がかりだった様子。
当の子猫たちも暑そうにしていたことから、タイヤをどかして涼しい場所に移動させて、遠くから見守ることに。
すると、先ほどくわえていた子猫を安全な場所に隠し終えたのか、親猫が戻ってきて同じように他の子猫たちの移動を開始。投稿者さんは全ての子猫が移動するのを完了するまで見届けたと言います。
一匹残らず運んだ親猫さんがすごい
もともと家の近所には野良猫がたくさんいるという投稿者さん。これまでも自宅の庭で2年に1回くらいは子猫が産まれていたのだそうですが、タイヤの中で出産・子育てしていたのは、今回が初めてのことだったのだとか。
猫を飼いたい気持ちはあったものの、家族が反対であったのと、自分も終生飼育する自信はなかったことから、家族として迎え入れることを断念。自身のTwitterでは子猫を運ぶ親猫の後ろ姿を見ながら「元気に育って欲しい」と複雑な心境をコメントしています。
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