【完全な般若顔】怒りと悲しみの二面性を表現した黒猫ちゃんの顔がコワ可愛い→あまりにも「般若の面」に似すぎていると話題に
日本で古くから伝わる般若(はんにゃ)の面。

鬼の形相をした「般若の面」
般若の面は日本の伝統芸能である「能(のう)」で用いられる仮面のひとつで、嫉妬と恨みを極限まで高めた女性を表現した怨霊の面。一般的には鬼のような恐ろしいイメージだけを持たれがちで、顔の下半分では大きく開けた口が怒りを表しているものの、上半分ではひそめた眉が深い悲しみを表していて、怒りと悲しみを抱えた女性の心の二面性を表現しているとされています。
人間にとっては仮面を被ることでしか、その二面性を表現することが難しい怨霊ですが、猫の中には顔ひとつで般若の面を表現できてしまう個体も存在します。それが「うおみ」ちゃんという黒猫の女の子。

般若の面と完全に一致
写真に写った顔のパーツを良く見てみると、鋭い牙をむいた口元が激しい怒りを、キュッと眉をひそめたような目が悲しみを表現。
さらに額からはにょきっとした二本の長い角の代わりに、ぴょこんとした耳が飛び出していて、まさに「般若の面」の猫バージョンとも言える表情。不本意ながら鬼にならざるを得なかった雌猫の怒りや悲しみが感じられる1枚です。