ドラムの上が保護猫ちゃんたちの遊び場に!飼い主さんは音楽教室の先生→ボランティアで猫を預かるその理由とは?

音楽教室の先生をしている猫バカ日記(@cute_satuki_mei)さんが、最近SNSに公開した動画に映っているのは、なんと楽器のドラムセットに乗っている猫ちゃんたちの姿。タム(太鼓)やシンバルの臭いをクンクンとかぎながら…
Cat Press 2023.09.13
誰でも

猫は好奇心旺盛で遊ぶのが大好きな動物。人間にとっては戯れるようなモノや空間でなかったとしても、猫にかかれば簡単に玩具や遊び場になってしまうことがあります。

音楽教室の先生をしている猫バカ日記(@cute_satuki_mei)さんが、最近SNSに公開した動画に映っているのは、なんと楽器のドラムセットに乗っている猫ちゃんたちの姿。タム(太鼓)やシンバルの臭いをクンクンとかぎながら、自由に動きまわる光景はまさに猫の遊び場のようです。

ドラムがキャットタワー化

ドラムがキャットタワー化

とっても楽しそう

とっても楽しそう

猫ちゃんたちの動きを見ていると、見知らぬ場所を探索しているようにも見えますが、ドラムの上で遊ぶのは今回が初めて…という訳ではありません。

実は飼い主さんのお家では4匹の愛猫と、保護猫団体から預かっている5匹の猫(成猫1匹+子猫4匹)がいて、預かり猫たちは専用部屋で過ごすのがライフスタイル。

ドラムはレッスン室とリビングの間に置いてあり、普段から自由に立ち入りできる場所ではないのだそうですが、隙を見て脱走しリビングにやってきた時は、必ずドラムで一遊びするのがお決まりのパターンになっているのだとか。

お部屋の様子

お部屋の様子

ドラムには猫が飛び乗るスペースがたくさんあるので、さながらキャットタワーで遊んでいるような光景でもありますが、この後、猫ちゃんたちは2~3分ほどドラムの上を動き回って満足してしまったのか、すぐに追いかけっこを始めてしまったと言います。

猫バカ日記
@cute_satuki_mei
ドラムがキャットタワー化してる
2023/09/04 20:23
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しかし、猫ちゃんたちは何故ドラムで遊ぶようになったのでしょうか。

飼い主さんに聞いてみると、初めて預かり部屋から解放した時、いつの間にか遊んでいたのだそうで「我が家の猫達もそうやって子猫時代は遊んでいたので、ビックリはせず「あなた達もね♡」という感じでした。今ではまったく乗らなくなりましたが、子猫にとってはいいアスレチック、キャットタワーなんでしょうね。」と回答。どうやら成猫になるとドラムへの興味が薄れていってしまうようで、幼い時期にしか見られない貴重な光景なのかもしれません。

普段預かり部屋で過ごしている猫たちは、学生が中心となって保護活動や里親募集を行っている団体「にゃんこおたすけ隊 」からやってきた子たち。飼い主さんが同団体のことを知ったのは今から4年ほど前、当時高校生だった代表のインタビュー記事を新聞で見たのがきっかけで、その時感じたのは「素晴らしい活動をされている学生さんがいるんだな」という普通の感想だったと言います。

しかし、その後に自分も猫を飼う立場になって、代表のSNSアカウントを目にした時に「私も何か出来ることはないか」と思ったのが、預かりボランティアをしてみるきっかけになったのだそう。

飼い主さんの愛猫ちゃんたち

飼い主さんの愛猫ちゃんたち

ボランティアとしての活動を重ねるにつれて、従来は気にかけていなかった外猫たちのことが気になりだし、心の変化を感じたという飼い主さん。また、同団体では猫の保護だけでなく、TNR(野良猫の避妊去勢手術を行い元の生息地に戻す活動)も学生である代表がほとんど1人で実施していたほか、行政や自治会などの助けもなく時には実費で医療費を出すこともあると知り、大きな衝撃を受けたと言います。

今では寄付してくれる人がいたり、チャリティーグッズの販売収益等でやりくりしているものの、団体として活動を継続するのは困難がつきまとってしまう現状。それでもボランティアを続けているのは、ロードキル(道路上で起こる野生動物の死亡事故)や、生まれたばかりの子猫が過酷なお外の生活に耐えれず亡くなったり、近親交配が続いて生まれてすぐに亡くなる子など、少しでも不幸な猫がいなくなればという思いによるものなのだとか。

ドラムで遊んでいた4匹

ドラムで遊んでいた4匹

そんな猫愛あふれる飼い主さん。猫に限らず動物全般が大好きで、もともとは犬を飼いたかったそうですが、仕事の関係上散歩をする時間を設けるのが難しいことから猫を迎え入れることに。実際に一緒に暮らしてみると、ご自身のライフスタイルとの相性はピッタリだったようです。

「初代の子達は姉妹猫で、2頭いると大変どころか留守にしてても寂しくないし、一緒に遊べるのでストレス発散になり、家具や壁へのイタズラもありませんでした。今の子達も同じで、ピアノ教室をしているため子供の出入りが多い家ですが、猫たちは珍しくお客さんや&子供が大好きな性格。隣の部屋でレッスンをしている時に、可愛がってくれる子の声が聞こえたら、ドアをカリカリしたりニャーと鳴いて遊んでアピールすることもあります。」(飼い主さん)

ちなみに今回ドラムで遊んでいた猫ちゃんたちは、里親さんがすでに決まっているそうで、もう少しで譲渡される予定とのこと。飼い主さんのXではお家で過ごしている猫ちゃんたちの日常がたくさん公開されています。

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